『スターフォックスゼロ』の操作が難しいと感じた時に読む記事
スターフォックスゼロが発売して一週間と少しが経過した。自分も勲章はともかく全てのステージを一応はクリア出来たので、これからは少しずつ各面の攻略を最適化していこうかと考えているところだ。
ところでリアルタイム検索などでスターフォックスの評判とか感想を聞いてると「狙いにくい」「動かしにくい」といった声をチラホラと見かける。確かに本作は操作性が独特すぎるし、一般的なTPSやフライトシューティングと比べると照準の仕様が異なる。
が、それで早々に切ってしまうのは余りにも勿体無いと感じるのだ。本作の操作は扱い方が分かれば分かるほど自由自在に敵を倒すことが出来る中々面白い出来上がりなのだ。
というわけで今回は『スターフォックスゼロ』でうまくアーウィンを乗りこなすための攻略とまではいかない所謂「ちょっとしたコツ」的なものをいくつか書いていきたいと思う。
段階的に書いたものではないため「これ良さそう」と思ったものから試してみて欲しい。
原因
狙いにくい
おそらく大部分の人はこの部分がいちばんの挫折ポイントだと思われる。
『スターフォックス ゼロ』は確かにただのショット連射が当たりにくい仕様になっている。敵も味方も一定速度で高速に移動し続けるフライトシューティングな為、通常の射撃はまず当たらないのだ。
そしてどうやら本作はロックオンサイトの仕様が一般的なTPSとは異なるらしい。以下のまとめで詳しく書かれており、読んでて大変面白くそして参考になった。
守りにくい
本作のアーウィンは機動周りもじゃじゃ馬だ、右スティックに左右ロールや加減速といった拡張操作が集約されており。ローリングの仕様が「右右」や「左左」で発動する関係上、とっさに弾くことが難しい操作性となっている。
慣れない
「この場面ではゲームパッドとテレビどっちを見れば良いのかがわからない」という、物理的な視点切替のタイミングが把握できず首が痛くなるというパターン。「常に別々の画面が表示されてる」というフライトシューティングは過去に例が無いため発生している挫折ポイントであると思われる。
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だいたい上記が主な挫折ポイントであると思われる。ここからは自分が本作を攻略した際に考えてたことを中心に戦う際の考え方的なものを幾つか書いていきたいと思う。
対策
チャージショットメインで戦う
本作の攻撃方法は通常の連射攻撃のほか、チャージショットとボムの2つが存在する。
ボタン長押しで発動するチャージショットは、ロックカーソルが赤くなった際敵に合わさるとその敵を追尾するようになる。ロックオンは一瞬でも敵の周辺に合わされば完了するので狙い続ける通常ショットよりも攻撃が見込める仕様となっておりジャイロで狙っている際の攻撃方法と大変相性が良い。
また、敵に当たると小規模な爆発が発生し周辺の敵を巻き込んで倒してくれるため、特に雑魚的相当と相性が良いものとなっている。加えて、チャージショットの機動は鬼追尾なので、遮蔽物にでも遮られないかぎり基本的には何処までも敵を追いかけてくれるのも心強い。
チャージショットはロック開始までが時間がかかり、また一度発射した後のインターバルも基本長めであるため、DPS(時間単位のダメージ効率)は高くはないがそれでも十分強力であるため、操作になれるまではこちらの攻撃をメインで使うようにしよう。
まずはジャイロ無しで遊んでみる
『スターフォックスゼロ』はゲームパッド自体を傾けて行う「ジャイロエイム」を本格的に採用した奥スクロールシューティングである。
その為、最初のうち慣れない際は、思い切ってジャイロ無しで敵を狙いながら回避して遊ぼう、そこでどうしても間に合わなくなってきたと感じた時にジャイロを発動するのが良いだろう。
またスタートメニューから攻撃時以外のジャイロをオフにするという設定もあるので、最初のうちはこちらを有効にするのも効果的である。
ジャイロで狙うときは上空から
本作のアーウィンは戦闘機というよりは「爆撃機とガンシップ」の間の子といった色合いが強い。特に雑魚敵に対してはその気配が強くなる。
そしてゲームデザイン側もその雰囲気が強く、例えばコーネリアでの第2フェーズでクモ型の敵が出てくるのだが、この敵は上空から攻撃を与えないとダメージが通らない仕様となっている。そのためゲームパッドで上空から狙うのが基本的な戦略となっている。
なのでジャイロを使って敵を狙う際、基本的には高度を上げた状態でブレーキを利かせながらした部分をゆっくりとチャージなり通常ショットなりで狙うのが良いだろう。
ゲームパッド(コックピット視点)だけ見て遊ぶ
加えて、コックピット視点だけでも意外とある程度までは避けたり追いかけたりすることが出来るため、ゲームパッドで狙い続けるときは暫くその視点で見続けながら操作するようにすると良いだろう。
いやホント最初ジャイロ操作に使いこなすまではコックピット視点だけ見てればいいよチュートリアルでも最初はその視点で固定されてたのってそういうことなんだと思う。(あとコックピット視点だけで遊ぶとほんのり『スターブレード』めいてて大変楽しいので、セレクトボタンでテレビ出力して遊ぶのもオススメだったり)
因みに大型ボスのような強制ターゲットカメラやスターウルフ戦のような高速で動き回る敵に対しては、テレビ画面を完全に状況判断の画面として割りきって敵との軸合わせ程度に使い、基本の攻撃関係はゲームパッドで狙い当てるという戦法を取ると、総じて戦いやすく感じた。
着弾地点を予測する
基本なフライトシューティングにおける、機銃はじめ連射兵装は強力な分当たりにくいものになっている。エースコンバットなどがいい例だろう。
その手の作品は基本的に敵の移動先に対して「先回りするように狙う」と当たるケースが多い、そしてこの攻略方法は本作においても例外でない。
レーザーでの連射攻撃を行う際は調整しながら攻撃を加え入れると良いだろう。
ローリングは最終非常手段と割り切る
本作のローリングは過去作のボタンでの発動とは異なり右スティックの左右連続入力なため発動が地味に難しい。
なので最初のうちは敵からの攻撃は機体自体を大きく動かし回避するようにして、ローリングで弾くのは最終手段と割り切るようにしておこう。
だが最終的に、例えばスターウルフ辺りとの一騎打ちの際には敵からの正確な攻撃を受ける機会が増えるので、そのあたりで使いはじめても遅くはないだろう。その頃には通常の操作に慣れきってる状態なはずなので比較的簡単に発動できるようになってるハズだ。
因みにローリングは「右右」や「左左」と同一方向に入力する以外にも「右左」や「左右」といった、いわゆる「レバガチャ」でも発動する。これを応用すると「両方のスティックを同時に右左と動かすことで防御と回避両方行う」といった機動も可能なので、覚えておいて損はないだろう。
ウォーカーでのターゲットカメラ
アーウィンは変形して二足歩行のウォーカーとして戦うことが出来る。この形態は一所に立ち止まったり閉所での戦闘に効果的なのだが、基本平行移動が出来ない仕様になっている。だがZ注目であるターゲットカメラを駆使するとその対象を中心に回りこむように移動することが可能になる。
なのでウォーカー形態では照準で敵を補足した瞬間にZ注目を行い周りをぐるぐるしながら攻撃を与えると、避けやすいしダメージ効率も良いのである。
さいごに
「操作性が合わない」
自分も普段様々なゲームを遊んでてよく出てくる感想だ。
だがそこでふと「なぜこんな操作方法を採用したのだろうか」というのを考えると、意外とスンナリとその操作性こそがベストである気付くケースもまた存在するのだ。
確かに、新しい物を拒否しつつ旧来の操作体系をしがみつくことは簡単にできるし、自分もたまによくやってしまう。だがそこで止まってしまうのは余りにも勿体無い。特に電子技術の発展が著しく様々な試行錯誤が発生している現代のエンターテイメントに関しては尚更である。
勿論どうしてもどうしようもないケースは存在するが、少なくとも『スターフォックスゼロ』に関しては完全に諦めきる前に文字通り「視点を切り替えて」再挑戦してみて欲しいと感じた次第だ。
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