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『Forza Horizon 3』の体験版遊んでみたら余計発売日が待ちきれなくなったって話

 『Forza Horizon 3』が9/29に発売される、それに先駆けXBOXONE向けにFH3体験版が配信された。
 

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本体験版はあくまで冒頭のさわり部分だけを抜粋した移動可能エリアも限定されたものであったがそれを遊んだだけでも非常に楽しむことが出来、加えて製品版への期待が高まった。
 
今回はその感想をザックリとだが纏めてみたかった。
 
 

そもそも

Forza Horizon』ってどんなシリーズ?

概要
Forza Horizon (以下 Horizon)』とはMicrosoftより発売されているレースゲームシリーズ『Forza Motorsport (以下 Motorsport)』のスピンオフとして開発された作品だ。
 

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本家が周回レースを基本としたどこまでも数値に(途中からグラフィックにも)拘った作品なのだが、Horizonはカジュアルさとオープンフィールドを売りとした派生タイトルになっている。
 
舞台はどこ?
Horizonシリーズは作品によって舞台となる地域が毎回変わるのも大きな特徴だ。『初代 Forza Horizon』はアメリカはコロラド州、『Forza Horizon 2』がヨーロッパ各地、そして今回発売される『Forza Horizon 3』はオーストラリアだ。
 

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舞台となる地では「Horizonフェスティバル」というクルマと音楽の祭典が行われるという大まかな背景が設定されている。そこでプレイヤーはレースに参加したり放置されたクルマを見つけ出したりライバルと競ったり写真を撮ったりしてテッペンを狙うわけだ。
 
ただ、本作『Horizon 3』ではいよいよ主催者として立ち回るという変化球が入ってるがやることは基本同じらしい。『ルーンファクトリー4』や『とびだせ どうぶつの森』辺りで、例えば主人公が王様や村長になっても基本のゲームはいつも通り楽しめるってアレと同じです。
 

簡単に操作が出来、上達を実感できるシステムまわり

大人も子供もおねーさんも楽しめるリアルレースゲーム
初代から搭載されていたブレーキラインに加え「Forza Motorsport 3」から実装された「自動ブレーキシステム」の存在が上手くオープンワールドの仕様と噛み合った作品となった。
 

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本家シリーズは推奨されている走行ラインとブレーキのタイミングが道路上に表示される。
しかも(設定で)自動的にその地点に差し掛かったらハンドリングのアシストと自動的な減速が行われる訳なのだが、オープンワールドとなったHorizonシリーズは自由に様々な地点に向かうことが出来るレースゲーではおなじみの目的地を指し示す「ナビゲーションシステム」でそのシステムが機能されるようになってるのだ。
 
つまり目的地を設定したらアクセルベタ踏みでブレーキ操作に気を使わなくても気軽に目的地まで行くことが出来るわけだ。
 
安定を取るか速さを取るか
ここだけ書くと「ちょっとそれ便利すぎてゲームにならないのではないか?」と思う人も少なくないだろうが、本作はこの部分の調整も上手く出来上がっている。
 
というのも強制的に減速されるという事は、慣れてきて速度を保ったまま曲がれるようになっても関係なしにシステム側で安全速度まで減速させられてしまい推奨の走行位置に戻されてしまう、という事に他ならない訳だ。
 

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なので慣れてきた人は逐次アシスト周りとオフにして難しくも自由度の高い操作性に切り替えることでより効率的な運転技術を身に着けることが期待できるわけだ。
 
最初は便利に次第に必要がないと感じたら外すことで自身の技術力の向上を実感できる画期的なシステムなわけだ。
 
オートブレーキシステムを実装しているレースゲームはチラホラ存在するが、それをフリーロームが可能なオープンのドライブゲームで実装してるというのは特に大型のタイトルだと中々見かけない。それも本作の魅力の一つなわけだ。
 

クルマ撮影要素

レースゲームではしばしば実装されている写真撮影モードも本作を語るうえでは欠かすことのできない要素の一つだ。
 
『Forza』シリーズで実装されているカメラ撮影機能は基本的なものばかりだ、だが定番に勝るものはない(至言)。様々なロケーションをバックに情報量の高いクルマたちを撮影する楽しさは毎回毎回心踊らされるものとなっている。
 
加えて、単純な車や背景の作りこみの高さだけでなく、どこまで近づいても耐えうるグラフィック技術には特にここ最近は舌を巻くばかりだ。
 
エンブレムひとつ、雨粒ひとつにもちゃんとマテリアルの設定が行われておりちゃんとその場の風景の映りこみが適用されている様に気づいたら笑いが起きること請け合いである。
 

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自動で変わる天気を眺めながら(Horizon2から実装された要素の一つだ)、ここだというタイミングと場所で撮影し渾身の一枚を作り出すというゲームの中とは思えないナラティブな体験は一度経験すると病みつきになるハズだ。
 
また、Forza公式サイトのユーザーページにログインするとフォトモードで撮影し、オンラインで保存したカメラの1920*1080な高解像度版をダウンロードすることが出来るのも非常に魅力的だ。なのでうまく撮影した写真はダウンロードしてそのままPCはデスクトップの背景に使うことが出来るのも非常にうれしい点だ。
 
(個人的にそろそろ4K出力対応モードとか実装してほしいなぁって思ったり。Surfaceの壁紙にすると大きさ足りなくなるし)
 

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このように基本に忠実且つ丁寧に作られ、しかもそれが毎年交互に発売されるという安定感とクオリティの信頼性が本シリーズの大きな魅力であり、今年発売される『Forza Horizon 3』が待ち遠しかった理由でもあるのだ。
 
ここまでが前置きです、ながい。つーわけでここからは9月13日に配信開始された『Horozon 3』の体験版を遊んでみたザックリとした雑感です。
 
 

んで『Horizon 3』の体験版を遊んでみた感想

グラフィックまだ伸びるんだ・・・

恥ずかしながら、正直グラフィック周りに関しては前作『Forza Horizon 2』である程度の完成に到達したと思い、これ以上の進化はないよなぁとか思っていたというか満足しきっていたのに、まさかその予想を覆されるとは思いもしなかった。
 

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前作でも一応は実装されていた新緑や泥の厚みや色合いの表現が格段と強化されたことに加え、スタッフ曰く12Kカメラで撮影したというオーストラリアの空模様の抜けるような青空の空気感は遊んでいて思わず肌の乾燥を錯覚した程であった。
 
相変わらずロケーションの選定やマップデザインの塩梅も素晴らしく、空の青さと海の透明度を楽しみつつ波が打たれる音を聞きながら海岸線を爆走しているだけで数時間は吹っ飛ぶのではないかと感じたほどだ。
 

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体験版だけの範囲でもロケーションの多彩さは素晴らしくイントロレースでの森林から洞窟を抜け、海岸に出た時の一連の移り変わりは実際に遊んだ際の衝撃が凄まじいので是非実際に体験してほしいと感じたほどだ。
 

水の表現パねぇ

本作で強化された要素の一つに「水の表現」がある。
 
まず雨の描き方、雨天の移り変わり事態は『~ Horizon 2』から実装され『~ Motorsport 6』で強化された要素なのだが、『Forza Horizon 3』では「自分の車の動きに応じて車体に付着した雨粒が動的に風や慣性に影響されて流れる」という『~ Motorsport 6』で実装された演出が逆輸入されている。
 

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次に「水面の描き方」が大きく進化してるのも驚いた。
 
本作はオフロードでの運転要素が強化されているのだがその際、水たまりや河川や湖畔に加えて海岸をも突っ切ることが可能になっているのだ。その描写が圧倒的だった。
 
まず飛び込んだ際に起きる水しぶきとカメラに付着する水滴、加えて挙動周りも水面に突っ込んだ際の抵抗感とハイドロプレーニング現象による制御の難しさも実装されており「水に足を取られる」感覚を目と耳と指先で実感することが出来るのだ。
 
(余談だが、XBOXONEのコントローラーにはトリガーにも振動が仕込まれてるので、指先からアクセルやブレーキの具合が文字通り手に取るように分かるのも魅力の一つだ)
 

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そして水面の透明度と波の表現力の高さにも驚いた。現実のオーストラリアの海は透明度の高さも有名なのだが、その部分がゲームで再現されているというのは驚きだ。日の光をが水面の揺れを反映させ様々な模様を描く様がゲームで表現されているというのは中々に衝撃的だ。
 

ドローンモードが予想以上に快適だった

グラフィックの進化具合に加えて遊んでいて感激したのが「ドローンモード」と呼ばれる新機能だ。
 
この機能は言ってしまえばフィールド内を自由に散策できるフリーカメラなのだが、オープンワールドのレースゲームでそれを実装してくれたという事が非常に大きい。自分のクルマを眺める事は勿論周囲のフィールドを自由に眺めたり通りすがりのクルマを追いかけて(キャプチャー機能を用いて)動画として保存したりなど仮装カーライフを楽しむ可能性が一気に広がった。
 

 
今までも一定範囲内を高解像度で出来るフォトモード自体は実装されていたのだが、やはり実際に時間の流れてる世界で好きに眺めることが出来るというのは非常に楽しいものであるのだなと使っていて感じた。
 
加えて、どうやらマルチプレイにでも使えるらしいのでフレンドとともに好きにペイントしたクルマたちを集めて記念撮影的なことが可能になるのも嬉しい限りだ。
 
巧い人ならこれでドリフトモンタージュとか作るんじゃないかなぁ~、楽しみ。
 

相変わらず楽しいクルマ撮影

フォトモードは相変わらず楽しい。
 
前作から更にしたグラフィックに加え、オフロードでの移動周りが大幅に強化されたので広い空間での引きからの写真撮影が捗るのも非常に楽しい。
 

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当たり前だが残念なことに体験版ではフォトの保存やアップロードは対応してないため、本格的なクルマ撮影は製品版を待つことになるわけだが、それでも大幅に時間を割いてしまった。恐ろしい。
 

英語音声だけど字幕でちゃんとフォローしてくれる

本作は残念なことに音声は英語音声になってしまった。
 
だが仲間やスタッフからの通信関係は別枠で字幕として用意してくれるし、文字ローカライズ周りは(一部やり過ぎだが)丁寧に書かれてるため、遊んでいて不便を感じることはなかった。
 
収集要素に字幕なしだったクォンタムブレイク、お前だよお前。
 

もう待ちきれないよ!早く出してくれ!

体験版で走れる範囲は製品版に比べて非常に限定されているしイベント数も大幅に少ない。そんな状態でもここまで遊び込めるのだから毎度Forza Horizonシリーズの懐の深さには驚かされる。
 
加えて、本作はPCとのクロスバイやクロスプレイにも対応してるので前作以上にプレイヤー数も見込めるのは非常に嬉しい点だ。PCとのマルチプレイが可能なタイトルって数が少なかったので今後も増えてほしいものだ。
 

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製品版の発売は9/29だが、アルティメット版を予約することで数日早い9/23に遊ぶことが出来る。DLC全部入りに加えアーリーアクセスも入るとのことなので財布の紐が緩む緩む・・・
 
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